こんにちは。
歯科衛生士や歯科助手の方が、現場でスグに使える英語をご紹介しています。
今回ご紹介するのは、歯科衛生士なら知っておきたいこちらの一言。
虫歯治療や抜歯をするときなど、麻酔が必要になる場面はいろいろありますよね。麻酔をするときは、副作用やアレルギーの有無など、事前確認がとても大切です。
患者さんが海外の方だった場合でも、日本人の患者さんと同じように対応できるようにしておきたいですよね。
今回は、麻酔をするときに使える英語表現をたくさんご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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「麻酔をします」は英語で?
まずは、麻酔をすることを患者さんに伝えましょう。
I’m going to give you an anesthetic.
アイム ゴーイング トゥ ギブ ユウ アン アネスセティック
これから行う処置の説明には、
を使いましょう。
anesthetic はアメリカ英語の綴りで、イギリスでは anaesthetic となります。口に出すときはスペルを気にする必要はありませんよ。ただ発音が少し難しいので、音声を何度も聞いて練習してみてください。
これに対して、例えば患者さんが痛みを訴えたため、その場で麻酔をすることを決めた場合などは、will を使います。
Then I will give you an anesthetic.
ゼン アイ ウィル ギブ ユウ アン アネスセティック
will にはいろんな意味がありますが、ここでは「その場で決めた未来の行動」を表しています。
「麻酔で気分が悪くなったことはありますか」は英語で?
麻酔をする際に、副作用の有無を尋ねる表現です。
Have you ever had a bad reaction to dental anesthetics?
ハブ ユウ エヴァ ハド ア バッド リアクション トゥ デンタル アネスセティックス
過去の経験を尋ねるときは、
を使いましょう。
bad reaction は「悪い反応=気分が悪くなる」という意味です。同じような意味で「副作用」を表す英語表現はいくつかあります。
a bad reaction
side effects
adverse reactions
「~に対する反応」という場合は、前置詞 to を使います。reaction to はセットで覚えましょう。
もう一つ、同じ意味のフレーズです。
Have you ever had any adverse reactions to a local anesthetic?
ハブ ユウ エヴァ ハド エニー アドヴァース リアクションズ トゥ ア ローカル アネスセティック
一つ目では a dental anesthetic「歯科麻酔」という言い方でしたが、こちらでは a local anesthetic「局所麻酔」という表現を使っています。局所麻酔に対し、「全身麻酔」は a general anesthetic といいます。
「アレルギーはお持ちですか」は英語で?
こちらも確認しておきたい一言です。
Do you have any allergies?
ドゥ ユー ハブ エニー アラジーズ
「アレルギー」を意味する allergy は、発音が日本語とは異なるので、注意しましょう。アレルギーには様々な種類がありますので、複数形にしています。
「高血圧ではありませんよね」は英語で?
最後に、高血圧の有無も確認しておきましょう。
You don’t suffer from hypertension, do you?
ユウ ドント サッファー フロム ハイパーテンション ドゥ ユー
suffer from は「~に苦しむ」という意味で、病気や痛みを表すときによく使います。
ハイパーテンションとカタカナで書くと、なんだかすごくご機嫌な感じの言葉に見えますが、「高血圧症」という意味の医療用語です。high blood pressure という言い方もあります。文末の do you? は付加疑問文です。
付加疑問文とは、文章の最後に「be動詞 or 助動詞 + 主語」を付け足す表現です。相手に改めて確認したり、念を押したりする場面で使います。
【肯定文 → be動詞 or 助動詞 + not + 主語 を付け足す】
・It is your first visit, isn’t it? 「初診ですよね?」
【否定文 → be動詞 or 助動詞 + 主語 を付け足す】
・You can’t come tomorrow, can you?「明日は来られませんよね?」
返事をするときは、疑問文が肯定か否定かに関係なく、答えの内容が肯定ならYes、否定ならNoといいます。
・It is not painful, is it?「痛くないですよね?」
― Yes, it is.「いや、痛いです」
― No, it’s not.「はい、痛くありません」
ある事柄について、80%~90%くらいの確率で間違いないと思っているけど、一応確認しておきたい、といった場面で使います。
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最後に
いかがでしたか?
- I’m going to give you an anesthetic.
- Then I will give you an anesthetic.
- Have you ever had a bad reaction to dental anesthetics?
- Have you ever had any adverse reactions to a local anesthetic?
- Do you have any allergies?
- You don’t suffer from hypertension, do you?
今回は、麻酔をする場面で使えるフレーズをたくさんご紹介しました。こうした場面できちんと意思疎通ができていないと、大変な事故にもつながりかねません。
私も歯科従事者のみなさんのサポートができるよう頑張ります。
当ブログでは、明日から使える歯科英語をご紹介しています。
次回は、患者さんと対面して一番最初に使うこの言葉、
の英語フレーズをご紹介しますので、お楽しみに。
以上、ユウでした。